167系の思い出

たまには鉄道ネタをということで(^^;

167系は修学旅行用の155・159系電車の増備車として1965年に登場した修学旅行用電車で、古い車両(京急1000形を除く)に全く興味がなかった小学生当時の私に大きな影響を与えた存在でもあります。

神奈川県内の公立小学校の修学旅行といえば毎年日光へ行くというのが慣例となっており、春・秋の繁忙期には県内の小学生を集約して輸送する臨時列車が運転されています。
私達の世代はその集約臨に167系が使用された最後の世代で、乗車したのは湘南色のH11編成(※1)とH19編成(※2)だったでしょうか。
(※1) H11編成:トイレ・洗面所部が撤去されフリースペースとなっていた編成
(※2) H19編成:角形ヘッドライトに改造された編成

(引用)


▲蔵出し動画 167系湘南色、アコモ色、165系モントレーの日光集約臨時列車。(2001年 日光線、宇都宮線)/rabuca2012様
YouTubeから引用させていただきました。イメージとしてはこんな感じかと。

車内には113・115系等と同様のボックスシートが並び往路の時点では「なんでこんなボロい電車で行くんだろ…」とすら思っていたのですが、疲れ身の復路では窓を開けながら聞こえてくるモーター音とジョイント音が非常に心地良く感じられ見る見るうちにその魅力に惹きこまれてしまったという訳です(苦笑)
諸悪の根源ですね()

そんなこんなですっかり167系の魅力に囚われていた私に朗報が入ってきました。
同じ年の夏に某旅行会社が企画する鉄道旅行ツアーに家族で参加することになったのですが、鉄道雑誌に載っていた団臨列車運転予定表を見ると旅行日の欄に「167系メルヘン4両」という文字があったのです。
近い内に引退が決まっていた167系に乗る機会はもうないと思っていたためかなり喜んだ記憶があります(^^;

167 (1)
▲167系H18編成 9321M @興津 2002.08.11

旅行当日、横浜から興津まで運転された9321M(品川~横浜:回9321M)。
横浜を7:20とやや早い時間に出発し、途中東田子の浦で普通列車を待避。
終点興津には9:50着となっています。

167 (3)167 (2)167 (6)
(左)R24系のシートが並んでいた車内。灰皿も封印されることなくそのままの状態でした。 2002.08.11
(中)全席に設置されていたフットレスト。裏面は内履き用でした。 2002.08.11
(右)「大井工場 平成3年更新」の銘板 2002.08.11


廃車発生品(特急グリーン車用)であるリクライニング角の深いシートが設置されておりかなり快適でした。
団体列車なので心置きなく前面展望を楽しめたりモーター音を味わえたのも良かったですね。

167 (4)167 (5)
(左)東田子の浦での待避中に撮影した運転台 2002.08.11
(右)助士側。編成札の裏面に「メルヘン」の文字が書かれています。 2002.08.11


湘南色編成と異なり助士側後部の側窓や一部窓が撤去されていたりしますが運転台まわりは急行形そのもの。このタイプの運転台は今でも好きです^^

167 (7)
▲9322M。復路は臨時幕でした。 @横浜 2002.08.11

大井川鉄道等を観光した後、復路も興津から横浜まで同じ車両に乗車しました。
モーター音を子守唄代わりに疲れ身を休められたのは今思うと贅沢な時間だったのかもしれません。

167 (123)167 (121)167 (122)
(左)167系にも存在した二人掛けシート(写真は秩父鉄道3000形)。教員が座っていた記憶があります。 2006.09.17
(中)しなの鉄道169系のリクライニングシート。ボックス形で固定されていました。 2012.03.08
(右)457系の車内。一部改造されている箇所もありますが急行形の面影を残していました。 2013.03.14


その後2003年春の臨時運用を最後に167系は引退、165系列も同年秋に形式消滅となりました。
高校入学以降、幸運にも日本各地に残された急行形電車に何度か乗る機会がありましたが、現在はそれらの車両も姿を消していると思うとただただ諸行無常という思いしかありません。
「生あるものは必ず滅し、形あるものは必ず壊れる」とも言いますし致仕方ありませんが。

何はともあれ、集約臨での167系の乗車経験がなければ今頃鉄道そのものに興味を示していなかったかもしれないと考えると面白いものですね(^^;

ではでは。

【参考】

・『国鉄型車両の系譜シリーズ04 形式165系』/イカロス出版株式会社
・『鉄道ファン2002年9月号(第42巻第9号)』/交友社


■急行形電車関連記事

・(2012/03/08) 「急行形電車の魅力」
・(2012/03/09) 「NAGANO」
・(2012/08/07) 「あの夏へ行ってみる」
・(2013/04/26) 「北陸遠征記1」
関連記事
スポンサーサイト

Pagination

Trackback

Trackback URL

http://anosaka.blog.fc2.com/tb.php/611-9070db3b

Comment

Post Your Comment

コメント:登録フォーム
公開設定

Utility

プロフィール

あの坂

Author:あの坂
神奈川県在住

いわゆるチラシの裏

→詳しくはこちらをご覧ください。

カテゴリー(▼クリックで子カテゴリーを表示)

月別アーカイブ

 

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

メールフォーム

お名前:
メールアドレス:
件名:
本文:

FC2カウンター(2011/08/17設置)

検索フォーム

全記事表示リンク

QRコード

QR