横浜市歴史博物館

撮影のついでに横浜市歴史博物館へ。
以前からずっと行きたいと思っていた博物館。
やっと訪れることができました(^^;

mutsuura (1)
▲横浜市域某所の復元模型(縮尺 1:1600)

まぁコレが見たかっただけなんですがね…(苦笑)

さて、中世の展示室(常設)のど真ん中に置かれたこの模型。
鎌倉・室町時代頃の横浜市域のある部分を再現したものですが、どこだかお分かりでしょうか。

そう、今の金沢区南部(六浦・金沢八景・金沢文庫駅周辺)なんです。
想像もつかないくらい海岸線が変わっているのが見て取れる思います。

mutsuura (2)

一部を拡大して見ていきたいと思います。

まずはこちら。いきなり難易度が高い複雑な形状の岬。
今の瀬ヶ崎から室の木辺り(六浦東)に相当する部分で、当時は「瀬崎」と呼ばれていたみたいです。
ほとんど面影はありませんが、和田山としてかつての山の一部や海岸線に沿った道が今でも残っています。

mutsuura (5)

続いてこちら。
見ての通り今の六浦駅から金沢八景駅までの地域に相当します。

ヨークマートやクリエイトがある辺りは完全に海の中ですね…。
六浦駅もぎりぎり海岸線にかかる感じでしょうか。
ただ現在踏切(六浦~金沢八景間)がある辺には集落があるのが見て取れます。
(三艘と呼ばれる地区です)

一方、上行寺等がある環状4号沿いは当時から栄えていて、街道沿いに建物群が形成されています。
瀬戸神社がある辺りは、かつては内海(干拓・埋立によって消滅)と平潟湾が交わる「瀬戸」と呼ばれる部分になっており、瀬戸橋で六浦地区と金沢地区が結ばれていました。

mutsuura (8)

室の木と野島、現在夕照橋がある辺りです。
館内の展示を見る限り大昔は島だった野島も砂州によって陸続きになっているのが分かります。
戦前に野島運河が掘削され、現在見られるような島状の姿になっています。

mutsuura (3)

こちらは現在の海の公園柴口駅から金沢文庫駅付近までの地域に相当する部分です。
称名寺から大きな道が延びていて、道沿いに集落が形成されているのが見て取れます。
(金沢文庫駅は完全に海の中ですね…)

称名寺についても今よりかなり賑やかなことになっています。
恐らく金沢文庫で保存されている「称名寺絵図並結界記」を基に当時の姿を再現したものだと思われます。
当時は三重塔や講堂・方丈・霊堂等が存在したようですが、その後の荒廃で消失してしまったようですね。

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柴地区から長浜地区にかけての海岸線。
ここら辺は金沢地先埋立事業が行われるまで往時の姿を残していました。

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北側から見た武州金沢の海。
江戸時代まで景勝地として親しまれていた所以がよく分かります。

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LEDが光っているところが現在の海岸線です。
往時に比べて海が狭くなっているのが見て取れます。

埋立や干拓が行われていなければ今日における発展(鉄道の開通、海軍工廠→鉄道車両工場、大規模住宅開発等)は見られなかったと思いますが、もしかするとこのような景色が今も変わらず残っている世界が存在したかもしれないと思うと面白いですね。
この辺りに馴染みのある人ならば少なくとも1時間は見ていられるくらい興味深い展示物だと思います(^^;

今回は中世の展示物だけをピックアップしましたが他にも様々な展示物があるので、ぜひ一度お越しいただければと。

ではでは。

●横浜市歴史博物館

・最寄駅:横浜市営地下鉄センター北駅徒歩5分
・休館日:月曜日、年末年始
・開館時間:午前9時~午後5時
・常設展観覧料:一般400円、大学生・高校生200円、小学生・中学生:100円

※常設展についてはフラッシュを使用しなければ撮影可能

URL:http://www.rekihaku.city.yokohama.jp/
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