あの坂の途中

金沢八景駅東口のいま　64

2013/09/29 01:35
Category: 金沢八景駅東口のいま::平成25年度（2013年度）

平成25年（2013年）9月27日に金沢公会堂で開催された「金沢八景駅東西自由通路・金沢八景西公園（仮称）整備事業　及び　金沢シーサイドライン延伸事業に関する説明会」に参加してきました。

いくつか新たな情報を得ることができましたので記事にさせていただこうと思います。
自身のメモ書き・記憶を基にしているため間違い等があるかもしれませんが、ご容赦ください。

●金沢八景駅周辺計画略図（案を含む）

▲説明会スライド（平面図・3Dイメージ図）を参考にイメージ図を作成　※一部スライド内容とは異なる場合があります。

今回の説明会では「東西自由通路・金沢八景西公園（仮称）整備事業・金沢シーサイドライン延伸事業」について何点か具体的な説明があり、現時点では上記略図のような計画案が検討されているようです。
一部を除いてあくまでも案であるため、今後変更される可能性はあります。

■金沢八景駅東西自由通路（都市整備局事業）

〔概要〕

種別：歩行者専用橋
規模：有効幅員4.5m～10.0m（標準幅員4.5m）、延長約100m
付帯設備：エレベーター２基（東西各１基）
施行期間：平成26年度～28年度（予定）
整備主体：横浜市
扱い：歩行者専用の横浜市道
事業費：約10億円

（平成25年9月27日説明会配布資料・スライド・説明より）

金沢八景駅の東西を結ぶ自由通路を平成26年度から平成28年度までに整備する予定となっています。
地上部分がT.P.（東京湾平均海面）+2.0～2.5m、自由通路部分の高さがT.P.+13.0mということで、おおよそ高さ11m程度（3階建てビル程度）の通路になるものと思われます。
ちなみに計画されているシーサイドラインの駅舎（改札・ホーム階：T.P.+15.5m）は自由通路・京急駅舎部と高さにして2.5m程度の段差があるため、エレベーターや階段等で結ばれる模様です。
また、イメージ図を見た限り階段・エレベーターの存在を確認したものの、エスカレーター設置予定の有無については不明です。

要望として現在使用されている線路下通路（幅員：約2.5m、高さ：約2m）の存続の声が上がりましたが、京急線路部の高さや安全性・手続き等が問題となり基本的には廃止する方向で進んでいるようです。
線路下通路の新設についての要望もあったものの難しく、検討については行っていくとのことでした。

■金沢八景西公園（仮称）整備事業（環境創造局事業）

〔概要〕

種別：風致公園
面積：約5,500㎡（約0.55ha）
整備内容：認定歴史的建造物（約140㎡）、園庭、防災工事　等
施行期間：平成26年度～28年度（予定）
（H25：基本計画、H26：都市計画決定、H27～28：整備、基本・実施設計、H29：開園）

（平成25年9月27日説明会配布資料・スライド・説明より）

金沢八景駅の西側に存在する旧円通寺客殿（茅葺家屋）を周辺の緑地とともに一体的に保存・活用するため、風致公園として整備することが予定されています。

要望として現在敷地内に存在する登り窯を教育目的のためにも残して欲しいとの声が出ましたが、元々個人が所有していたものであることや地形上の問題から撤去する方向で進んでおり、今後総合的な判断が必要とのこと。

平成25年（2013年）10月17日（19時～21時）には金沢公会堂で事前申込み不要の意見交換会が開催されるようなので、お時間に余裕のある方・ご意見をお持ちの方は参加されてみるのも良いと思います。

■シーサイドライン延伸事業（道路局事業）

〔概要〕

規模：整備延長300m（延伸区間：150m、改修区間：150m）、幅員7m～16m
整備施設：延伸区間　金沢八景新駅（75m）、軌道部橋梁（75m）
　　　　　　改修区間　既設橋梁耐震補強、連絡通路撤去、既存駅（現駅）撤去

（平成25年9月27日説明会配布資料・スライド・説明より）

今年4月に事業計画が認可されたシーサイドライン延伸事業ですが、今年12月には軌道法の手続きを完了し来年1月から工事に着手することになっているようです。
新駅駅舎については3階（4階建てビル相当）がホーム・改札階となり、2階が駅務室・設備室となる模様。

今年度は金沢八景駅周辺計画略図A付近での杭基礎・鋼製橋脚工事とB付近に存在する既存橋脚等の耐震補強工事が行われます。