横浜三渓園

昨日、朝の神武寺探訪に続き三渓園の紅葉を見に本牧まで行ってきました。



三渓園は明治末から大正にかけて製糸・生糸貿易で財をなした横浜の事業家である原三渓(原富太郎)が、東京湾沿いの本牧の谷あいの地に造成した日本庭園で、京都や鎌倉などの歴史的建造物が移築されています。
要するに悪く言えば良いものの寄せ集めな訳ですが、四季折々の草木と歴史的建造物が調和した光景は格別で、何よりも古い建造物を保存しようという試みは大いに評価できるものだと思います。
(因みに2006年には国の名勝に指定されています)

三渓園へのバスは根岸と横浜から出ていますが、金銭的な都合により横浜駅から148系統のバスで本牧まで向かいます(^^;

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▲三渓園正門から大池を望む

ヨコハマeアンケート(平成23年度下半期)のメンバーということで一般料金から100円引いた料金で中に入ることが出来ました。

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▲鶴翔閣(横浜市指定有形文化財)

正門から中に入っていくとまず右手に見えるのが鶴翔閣。
原三渓が自身の住まいとして1902年に建てたもので延床面積は950㎡を誇ります。
第二次世界大戦中に改築されたものの2000年に創建当時の姿へ戻されたそうです。

この日は貸切使用中だったらしく中の様子を見ることは出来ませんでした。

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▲御門(横浜市指定有形文化財)

元々は京都東山西方寺にあった1708年頃建立の薬医門。

ここから嘗て原三渓が私庭として使用していた内苑へ。

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▲臨春閣(国指定重要文化財)

紀州徳川家初代藩主・頼宣が1649年に建てた臨春閣。
書院造風の建造物で内部には狩野派絵師の障壁画(複製)があります。
個人的には池に突き出した柱部分が特に萌えます(^^;

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臨春閣の横にある和風な橋。
背後の紅葉も良いですがデザイン的にも私の大好物です(^^;

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▲瓢箪文手水鉢(ひょうたんもんちょうずばち)

豊臣秀吉が愛用したと伝えられる手水鉢で後年伊賀上野城にあったものらしいです。
何故こんなところにあるのかは謎。

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▲天授院(国指定重要文化財)

内苑の最奥部にある天授院。
1651年に建立されたもので元々は鎌倉・建長寺近くの心平寺跡にあった地蔵堂の建造物。
(当時堂内にあった地蔵像は建長寺仏殿内で保管されているそうです)

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▲月華殿(国指定重要文化財)

天授院の前にある月華殿。
元々は京都・伏見城の大名来城の控え所として使われていたとか。

それにしても紅葉が美しい…。

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▲聴秋閣(国指定重要文化財)

1623年に建造された聴秋閣。
京都・二条城にあったとされる徳川家康ゆかりの楼閣建造物です。

その名の通りたくさんの秋色に囲まれていて美しい…。

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▲春草廬(国指定重要文化財)

小間部は江戸時代に建造されたもので織田有楽の作と言われています。

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小間の内部。茶室建築でお馴染みのにじり口があります。

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▲蓮華院 竹林が良いアクセント

原三渓の構想によって大正時代(1917年)に建てられた茶室。
元々は春草廬の位置にありましたが第二次世界大戦後に現在の位置へ移築されました。

ここから内苑を出て外苑の松風閣(展望台)へ。

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(左)本牧のコンテナ港・石油化学工場を望む 眼下の本牧市民公園にはD51の姿も
(右)根岸・磯子方面を望む

ここが横浜であると再確認出来る場所(^^;
同時に工場萌えな方々にとっては堪らない場所でしょう。

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▲旧燈明寺三重塔(国指定重要文化財)

三渓園のシンボル的存在となっている旧燈明寺三重塔。
1457年に建立されたもので元々は京都・燈明寺(現在廃寺)にあったものです。
ちなみに関東にある木造の塔の中では最古であるとか。

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▲旧東慶寺仏殿(国指定重要文化財)

1634年に建立されたもので元々は縁切寺として知らている鎌倉・東慶寺にあった仏堂。

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▲ 旧矢箆原家住宅(国指定重要文化財)

江戸時代後期に建てられた合掌造りの建造物。
ダム建設の際に寄贈されることになり、1960年に白川郷の岩瀬地区から移築されました。

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今年の夏に白川郷へ行ったばかりですが、横浜で合掌造りの建造物、そしてあの薪の煙の匂いを体感できるとは思いませんでした。
元有力農家の建物ということで規模や民具などの展示から見ても本家白川郷のものに負けていません。

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横笛庵と紅葉。
個人的に三渓園の中でも最も紅葉が美しいと思った場所。

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▲旧燈明寺本堂(国指定重要文化財)

三重塔と同じく元々は京都の燈明寺にあったもので1457年建立。

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▲レンズの汚れが… そろそろ買い替え時ですかな…(^^;

2時間ほど歩き回ったところで中の建造物を一通り見終わったのでそろそろ帰ることに。
最後に三重塔を写して南門へ向かいました。

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(左)本牧市民公園上海横浜友好園
(右)玉蘭庁 老朽化のため現在は立入禁止

三渓園を出ると今度は中国庭園が出迎えてくれます(^^;

この上海横浜友好園は横浜市と上海市の友好都市締結15周年を記念して1969年に作られたもので、横浜市が上海市に寄贈した横浜上海友好園のお返しという形で整備されたものらしいです。
上海市が整備したということで本格的な中国江南様式の庭園が再現されています。

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本牧市民公園で保存されているD51516。
後ろには横浜機関区(高島機関区)で使用されていた転車台もあります。

この後、本牧三渓園入口からバスで横浜まで向かい、ローソンでたまゆら上映会のチケットを発券して帰途に着きました。

紅葉が目当てでしたが、様々な古い建築物も見ることが出来満足な一日となりました。
また春か雪が降ったときにでも来ようかと思います。

■横浜三渓園

●開園時間
09:00~17:00(入園は閉園30分前まで)
●休園日
12月29日~31日
●入園料金
一般(中学生以上)500円、シニア(65歳以上)300円、こども(小学生)200円
※その他年間パスポート、前売り券、団体入園料金、横浜市民の条件による入園料金免除などあり
●アクセス(公共交通機関利用)
(正門利用)
・根岸駅から市営バス58・99・101系統で約10分、本牧下車・徒歩7分
・横浜駅から市営バス8・148系統で約30~35分、本牧三溪園前下車・徒歩3分
・桜木町駅から市営バス8・148系統で約20~25分、本牧三溪園前下車・徒歩3分
(南門利用)
・横浜駅から市営バス103・105系統で約35分、本牧三溪園入口下車・徒歩5分(本数が少ないので注意)
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