ご無沙汰しております。
8月19日から22日にかけて台湾を旅行してまいりました。
某旅行会社の節目を記念したツアーということで、下手な国内ツアー旅行よりも安かったというのには驚きを隠せません(^^;
いつも通りダイジェスト形式で…。
■1日目(8/19)
▲左に見える機体は話題のB787-8(JA805A)ですね羽田から…といきたいところですが、成田からエバー航空のハローキティージェットで台北を目指します。
台北到着後、バスで台中へ向かい、夕食をとってこの日は終了。
■2日目(8/20)


まず宝覚寺へ。
この寺院は日本統治時代の1928年に建立されたもので、中には先の大戦で亡くなった日本人や日本軍として戦った台湾人戦死者の慰霊碑も存在します。
右写真は1969年に完成した弥勒大仏像で、この寺院のシンボルにもなっています。

(左)文武廟の展望台より湖を望む
(右)製作途中の龍の彫刻。右側の部分と比べるといかに繊細な作業をされているのかがよく分かります。続いてバスで日月潭へ。
この湖は台湾で最も大きい湖で、湖の北側が太陽の形、南側が月の形に見えることからその名が付いたとされています。
台湾の方の間でもこの湖は大変人気があり、国内の新婚旅行(ハネムーン)先として選ぶ方も多いとか。
天気がよろしくないのが非常に残念なところです…。


再びバスに乗って嘉義で昼食をとり、台南の赤崁楼へ。
この赤崁楼はオランダ人によって1652年に築かれ、元々はプロヴィンティア城砦と呼ばれていましたが、1661年に鄭成功がオランダ統治に終止符を打った後に東都承天府と改名し、台湾全島の行政をこの場所に集約しました。
現在見られるものは19世紀に再建された建物の修復後の姿で、1983年には国家一級古蹟に指定されています。


そして本日最後の目的地・高雄へ。
蓮花潭に聳え立つこの竜虎塔は高雄の有名な観光スポットで、龍の口から入って塔に登り虎の口から出て行くというのが通例となっているようです。
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慈済宮へと続く橋。
クネクネしているのは魔除けのためだとか。
個人的に上野公園と不忍池を髣髴とさせるような場所でした。
▲背後に見えるのは高さ347mを誇る高雄85ビル続いて向かったのは高雄市街地や海を見渡せる寿山公園。
ここは来た瞬間に一目惚れ。
晴れた日にまた来たいですなぁ…。


鉄道好きとして気になったのが手前に見える鉄道公園らしきもの。
どうやら「打狗鐡道故事館」という鉄道博物館のようで、2008年に廃止された高雄港駅の跡地を利用して整備されたようです。
(右写真のような日本製の旧型客車や電源・荷物車、蒸気機関車の姿も確認できます)
いずれ一人で台湾を訪れる機会があれば立ち寄ってみたいですね。

(左)AOE-530 補給艦「武夷」
(右)FFG-1101 成功級フリゲート「成功」高雄は日本統治時代から変わらぬ海軍の街としても知られており、現在も中華民国海軍の重要拠点となっています。
(この忠烈祠からも海軍の艦艇を何隻か確認することができます)
横須賀汐入のような軍港クルーズも行われているようで前述の鉄道博物館と併せて見学してみたいものです。
夕食後、ホテルに到着して一段落する間もなく、地下鉄(MRT)で高雄駅へ向かいました。

(左)オレンジ塗装とはまた異なった印象を抱かせるR100形ディーゼル機関車123号機
(右)EMU500形入場券は無いものかと券売機をいじってみるも見当たらず…。
仕方ないので駅の案内所で「入場券」と書いた紙を見せたところ何とか分かってもらえたようで、高雄駅の南口から北口までの間を無料で通行することが可能(時間制限あり)な通行手形のようなものをいただき、その間に撮影をさせていただきました。
恐らく駅舎工事に伴い南北間の通行が困難になっていることから生み出された苦肉の策なのでしょう。
2004年に台北から花蓮まで自強号(特急列車)に乗車した時にも思ったのですが、台湾の鉄道はひょっとしなくても奥深い。
必ずや乗り潰し・撮影のために再訪したいもの。
■3日目(8/21)

この日は朝から台湾高鐵で台北へ。
700系と瓜二つですが、車内も瓜二つ。
ただスーツケース用の荷物置きがあるのが日本と違うところでしょうか。

台北到着後、バスで九份へ向かうも台風による豪雨で凄まじいことに…。
個人的には『シャングリ・ラ』に出てくるドゥオモのスコールのような光景を写すことができて満足していたりしますが(苦笑)
初めて来た方にとっては残念以外の何物でもなかったことでしょう…。

九份といえばこの建物。深緑が良い味出してます。
この日の夜は地下鉄で台北駅へと赴き、ちゃっかり鉄道模型を購入したりなど(^^;
■4日目(8/22)

国立故宮博物院を朝から見学。
改装中だった9年前に比べて展示が格段と充実していて見応えがありました。
正午過ぎに空港へと向かい、成田への帰路につきました。
旅行会社の格安ツアーということで9年前に訪れた時よりも物足りない点は否めませんでしたが、それでもやはり新たな発見があったという点で獲るものは大きかったのではないかと思います。
パック旅行等を用いれば安く済ませられるようなので、いずれまた遠くない内に台湾を訪れることができればと。