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4車線化

今年度中に幸浦~柴町間が4車線化される国道357号についてタウンニュース社から引用させていただきます。

●タウンニュース金沢区版2012年1月26日号
「金沢柴町まで4車線に」 http://www.townnews.co.jp/0110/2012/01/26/132863.html

国土交通省関東地方整備局横浜国道事務所は18日、国道357号の幸浦二丁目交差点〜金沢柴町交差点間(1・6キロ)を3月中旬に4車線化すると発表した。これに先立ち2月14日(火)、上り線が金沢緑地側に切り替わり、2車線となる。下り線も整備が完了次第、2車線として供用開始される予定。

 国道357号(東京湾岸道路)は1978年から事業が開始され、市内では磯子区新磯子町〜八景島間(9・2キロ)が、99年までに開通した。

 このうち幸浦二丁目〜金沢柴町間は、97年の供用開始以来2車線だったが、2008年に4車線化工事を開始。東日本大震災で周辺の地盤が液状化したことなどにより工期がやや延びたものの、着工5年目で供用に漕ぎつけることになる。これにより、市内の全区間が4車線になる。

 上り線の切り替えは2月14日午後1時。その後3月中旬まで下り線の整備を行い、4車線となる。横浜国道事務所は、「詳細な日時が決まり次第、別途発表する」としている。

渋滞緩和に効果も

 この区間は、市内の供用部分で唯一2車線となっており、渋滞を引き起こすことも少なくない。神奈川県警交通管制センターによると、特に八景島に向かう行楽客らで混み合う土日・祝日は、金沢柴町を起点に1〜2キロの渋滞が発生するという。4車線化完了により、こうした休日の渋滞緩和も期待される。

延伸着工は「未定」

 一方で、1988年に都市計画決定された八景島〜横須賀市夏島町の区間(2・3キロ)はいまだ着工されていない。

 同区間にあたる野島水路には干潟が存在し、アサリやカキが生息。海苔養殖にも利用されている水産資源が豊富な水域となっている。このため、高架建設による生態系への影響を懸念する声もある。

 同事務所の五十嵐一夫工務課長は、「八景島より先の着工時期は未定。環境調査が継続されており、その結果を踏まえて判断することになる」と話している。


幸浦二丁目交差点から金沢柴町交差点にかけての区間は長いこと2車線の状態のままとなり渋滞の一原因となっていましたが、この度の4車線化に伴い混雑の緩和が期待されます。

DSCN6007.jpg
(敷地外より撮影)

2月14日から上り車線になると思われる部分。
下り車線についても3月中には2車線化される予定。

DSCN6012.jpg
(敷地外より撮影)

緑地側の歩道には自転車専用道路も設置されるようです。
こういう取り組みはどんどん広がっていって欲しいものですが、自動車を中心に都市計画が行われた日本では少々難しいかもしれませんね。

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▲八景島へと続く国道357号

ところでタウンニュースの記事にもありますが、国道357号は全通している訳ではなくこの先の八景島から夏島までの区間についても延伸する予定があり、東京湾岸道路の異称もあるこの国道357号の全通によって並行する国道(1号、15号、16号)での渋滞損失を減少させることの他に、スーパー中枢港湾として指定された横浜港・東京港や羽田空港の間でのアクセス強化を図るということも主な目的とされています。

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▲日産追浜工場方面からの車両で混雑する夕照橋

国道357号が横須賀方面へとつながれば、野島地区や海の公園周辺の生活環境も改善されるでしょうし渋滞も少なからず緩和すると思われます。
また、八景島から夏島へと至る経路にシンボルとなる意匠性に優れた橋梁が築かれた場合はそれ自体が観光資源となる可能性もあります。

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▲計画図からイメージしてみたもの

ただ、道路が海上に築かれることにより周辺に生息する生物への影響が出てくるのは必至ともいえ、野島干潟など多様な生態系を育む場所が失われる可能性もありますし、道路自体が景観に影響するというのも考慮する必要があるでしょう。
延伸か中止か…難しい選択になるかとは思いますが、最善の方法が見つかることを期待するばかりです。

(参考)

●タウンニュース
金沢区版2012年1月26日号「金沢柴町まで4車線に」
http://www.townnews.co.jp/0110/2012/01/26/132863.html
●国土交通省
「平成23年度 横浜国道事務所の事業概要」
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000039201.pdf
「公共事業評価 国道357号東京湾岸道路(神奈川県区間)」
http://www.ktr.mlit.go.jp/honkyoku/kikaku/jigyohyoka/pdf/h21/01siryo/siryo1-3.pdf
「観光社会資本の事例」
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/region/kankosyakaisihon/87/3403.pdf
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357

教習所へ行くついでに切り替えが完了した357号の様子を見て来ました。

DSCN6319.jpg
(敷地外より撮影)

2月14日から供用開始となった新上り車線。
今回の切り替えで1車線→2車線となっています。

個人的に更地部分を今後どのように扱うのか気になるところ。

DSCN6321.jpg
(敷地外より撮影)

下り車線用のものなのかまだ多くの資材が。
ちなみに、下り車線については3月中旬頃に切り替えが行われる予定。

DSCN6322.jpg

新設された道路信号機。

DSCN6324.jpg

新上り車線側には自転車・歩行者道が整備されました。

左側通行を徹底させるために車道に自転車レーンを設けるべきとの声もあるかもしれませんが、現状ではこのような形で専用レーンを設けざるを得ないと思われます。
(ただ、自転車レーンにも中央線を引くくらいのことはやった方が良いと思いますが…)

金沢八景駅前交差点の信号機

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いつからなのかは分かりかねますが、昨日、金沢八景駅前交差点に道路信号機が新設されているのを確認しました。
現時点で存在する信号機だと見辛いからということなのでしょうか?

ラウンドアバウト導入

金沢区柳町のロータリーが3月20日からラウンドアバウトに変更されたとの記事を見かけたので、現地を見てきました。

柳町に県内初導入 | 金沢区 | タウンニュース
http://www.townnews.co.jp/0110/2015/03/26/276635.html

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▲既存の標識(一時停止)が撤去され新設された標識(環状の交差点における右回り通行)

ラウンドアバウト(環状交差点)は、道路交通法によると「車両の通行の用に供する部分が環状の交差点であつて、道路標識等により車両が当該部分を右回りに通行すべきことが指定されているもの」(第一章第四条第三項)と定義されており、道路交通法改正を機に2014年9月1日から全国的に本格導入されました。

従来のロータリー(円形交差点)との差異について疑問が湧いてくると思われますが、これに関しては

・環状路の交通が優先(環状路内の交通を妨げてはならない)
・環状路の交通は一方通行かつ時計回りで、信号や一時停止の規制を受けない
・環状路に流入する車両は、交差点内を通行する車両がいなければ一時停止の義務はない

~参考:国土交通省「ラウンドアバウトの現状」 ~

という点で従来のロータリーとは異なります。

信号機の設置費用・維持管理費用が不要であること、停電時でも運用可能であること、多叉路における長い信号待ちがなくなること、(交差点通過・流入速度の低下により)安全性が向上すること等のメリットがある反面、用地確保の問題、交通量や車線数が多い交差点(規模の大きい交差点)では運用が難しくなる等の課題も残っています。

yanagicho_1 (2)yanagicho_1 (3)
(左)北側から (右)南側から
yanagicho_1 (4)yanagicho_1 (5)
(左)東側から (右)西側から

上の写真は現地を4方向から写したものですが、「止まれ」の標識が撤去され、交差点進入時の一時停止義務がなくなっていることが見て取れます。

yanagicho_1 (6)

新しい交通ルールが適用されたということで気になるのがその通行方法だと思われますが、合図に関しては、交差点から出る際に方向指示器等で左折合図を出せば良いことになっているようです。
詳しくは免許証更新時に貰える教本等でご確認ください。

ではでは。

[参考]

・道路交通法(法令データ提供システム/総務省行政管理局)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S35/S35HO105.html
・国土交通省「ラウンドアバウトの現状」 【PDF注意】http://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/roundabout/pdf01/4.pdf
・ケンプラッツ『「止まれ」から「ゆずれ」に、全国に広まる環状交差点』 http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20140916/677269/
・タウンニュース「環状交差点 柳町に県内初導入」 http://www.townnews.co.jp/0110/2015/03/26/276635.html

伊勢原まで

 平成31年度(2019年度)に開通予定となっている新東名高速道路(伊勢原北IC~伊勢原JCT間)の工事の様子を見に行ってきました。

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▲伊勢原JCT(北側)のランプ築堤部分(敷地外より撮影)

 伊勢原北ICから厚木南IC間については東京オリンピック前の平成30年度(2018年度)~平成31年度(2019年度)までに開通するということもあり、かなり工事が進んでいました。

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▲伊勢原北IC~伊勢原JCT間の橋梁工事(敷地外より撮影)

 伊勢原北IC予定地付近では続々と橋梁の橋桁架設工事が進められており、工事のスケールの大きさに圧倒されました。こうやって実際に工事の様子を目の当たりにすると、いよいよここに日本の大動脈ができるんだということを実感できます。

 新東名高速道路の延伸工事自体は平成32年度(2020年度)に予定されている御殿場JCT~海老名南JCT間の全通を以って一段落という形になりますが、同じく平成32年度(2020年度)には圏央道(横浜湘南道路・横浜環状南線)の藤沢IC~釜利谷JCT間の開通も控えていますので、これらの区間が一つに繋がった際に交通の流れがどう変わるのかというのも楽しみですね。

 圏央道の開通を控える金沢区民としても、新東名高速道路の開通を、首を長くして待っております(^^;

 ではでは。

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あの坂

Author:あの坂
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