忘れ去られていた北陸遠征記の続きです…(^^;■2日目(2013/03/15)
(行程表)(2/2)
市役所前→(徒歩・昼食)→福井
福井→敦賀→近江塩津→長浜
~長浜散策~
長浜→米原→大垣→豊橋→浜松→静岡→熱海→大船→逗子
逗子→(徒歩)→新逗子→六浦
昼食を済ませ、福井駅から北陸線で長浜へ向かいます。
▲長浜駅駅舎。旧駅舎をイメージしたと思われるレトロな外観が印象的。福井から2回列車を乗り換え本遠征の第二目的地・長浜に到着。
2006年の北陸本線(長浜~敦賀間)一部直流化に伴い、新快速の敦賀乗り入れが実現し便利になったのは良いんですが、日中の新快速はほとんど湖西線経由となっているので乗り換えがちと面倒ですね…。
▲2003年に全面開業した長浜鉄道スクエア長浜に来たからには…ということでまず長浜鉄道スクエアを見学。
入口に聳え立つこの建物は北陸本線開業時に長浜駅の駅舎として使われていたもので、現存する日本の鉄道駅舎としては最古(1882年竣工)のものになるのだとか。
受付で入館券を購入し、はじめに北陸線電化記念館を見学していきます。
〔長浜鉄道スクエア〕
・開館時間 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
・入館料 大人:300円、小中学生:150円
・休館日 12月29日~1月3日
・ホームページ http://kitabiwako.jp/tetsudou/

(左)ED70形1号機 (右)D51形793号機北陸線電化記念館にはかつて北陸本線で活躍した二つの機関車が展示されています。
D51は手持ちのレンズでは入りきりませんでした…。
(左)ED70形1号機 乗務員室(1位側) (右)ED70形1号機 屋根上(1位側)運転台等の見学も可能となっており、2階からは屋根上を眺めることもできます。
デフロスタ付きの窓を備えたED70の運転台回り、滅茶苦茶格好良いです!
記念館2階には展望デッキが設けられており、目の前の線路(北陸本線)を走る列車を眺めることも可能。
ただ、架線柱等が移りこんでしまうのでガチの写真撮影にはあまり向いていないかもしれません…(^^;

続いて訪れた長浜鉄道文化館では長浜の鉄道の歴史や文化に関する展示が行われており、興味深く見学させていただきました。また、長浜駅周辺を再現した鉄道模型(HOゲージ)レイアウトの展示等も行われており、つい長い時間見入ってしまいましたね。

小規模ながらも充実した展示内容が魅力的だった長浜鉄道スクエアを後にし、今度は町をぶらぶら散策。
踏切を渡り東側へ向かって歩いて行くと遠くに伊吹山を見渡せる味わい深い通りに入り込みました。
すかさず撮影。

先程の信号を曲がり北側へ歩いていくと変わった建物が見えてきました。
長浜タワービルと呼ばれているらしく、1964年竣工という割かし年季の入った建物です。

北国海道沿いの古い町並み。
古い建物群の中から飛び出ていた楼閣が印象的でした。
お寺の一部らしいんですが、外観も周囲の建物に溶け込んでおりまさに町に組み込まれているという表現が相応しい状態。
▲元々は銀行として使われていた黒壁スクエア(左)長浜のメインストリートともいえる長浜大手門通り商店街と黒壁スクエア。
この商店街を一目見てみたかったというのが今回長浜を訪れた最大の目的です。

実際に商店街を歩いてみると人の多さに驚きました。
都心から離れた地方都市部においてこれほど活気のある商店街というのは極めて珍しいのではないでしょうか。さすが、地方における既成市街地再生の成功モデルとして語り継がれているだけあります。
元々は他の地方都市が抱えるように衰退の一途を辿っていた長浜の市街地。
地域に残っていた資源を活用し、創意工夫により莫大な観光客を呼び寄せる商業地区として生まれ変わったことについては、ただただ驚くしかありません。

曳山博物館近くの水路沿いに設置してあった現代アート。
このような遊び心のあるモニュメントが町の至る所に設置されており、お洒落な雰囲気の演出に一役買っています。「お洒落さ」という概念は一見捉え難く胡散臭いものだと認識されがちですが、若い方を呼び込む上で最も重要な要素になっているのではないかと個人的に思っています。

一方で、大手門通り商店街から道一本外れた場所に存在するゆう壱番街祝町通り商店街ではシャッターの閉まった商店が多く見られました。やはり、町全体を活性化させるというのは一筋縄では行かないのかもしれませんね。

商店街から離れ駅方向へ。
歩いている内に豊国神社を見つけたので立ち寄ってみました。
どうやら、一時期長浜藩主であった豊臣秀吉を偲んで建立された神社みたいですね。

神社を離れ琵琶湖へ。
長浜城は時間の関係上、外観を見学するだけで満足ということにしました…(^^;

豊公園から眺めた琵琶湖。
あまりにも大きすぎてもはや海としか思えませんね(笑)。
さすが日本一の湖。この後は、そそくさと長浜を後にし、18きっぷで地元を目指しました。
思えば、着替えも持たずにトートバッグ一つで弾丸的に繰り出した今回の遠征。
結果として、鉄道撮影・乗り潰しに町歩きとかなり満足の行く遠征になったと思います。
■2013年北陸遠征記一覧
・(2013/03/14)1日目 逗子→福井・(2013/03/15)2日目 福井鉄道探訪・(2013/03/15)2日目 長浜散策